十二国記と佐藤亜紀とモリミーと

2009/09/3011:02
流れに何の関連もないと思いつつ、読んだ作品と作家を無理やり並べてみました。雑感を簡単に書いておきます。 yom yom (ヨムヨム) 2009年 10月号 [雑誌]作者: 出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/09/26メディア: 雑誌 yomyomの12号はもちろん十二国記の新作が目的です。 事前に新潮社のサイトで告知があったので、『華胥の幽夢』収録の「帰山」を読んで気分を盛りあげました。 新作は柳国が舞台でタイトルは「落照の獄」 「帰山」で語られ..

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『遠まわりする雛』米澤穂信

2008/08/2412:40
遠まわりする雛米澤 穂信角川書店 2007-10by G-Tools 古典部の面々の一年間を描いた短編集です。 『氷菓』も『愚者のエンドロール』も未読なのに、シリーズの四作目を読んでしまいました。 ミステリーが苦手といいつつ、この人の本を読んでしまうのは、べたべたしていなくて苦味がある青春小説としても楽しめるからなんだろうと思います。 本の中の言葉を借りれば、奉太郎の推理の部分は「そんなん知らんがな」の世界なんですよ、私にとっては。 なんですが、本当の謎は、な..

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『青年のための読書クラブ』桜庭一樹

2007/11/2211:45
青年のための読書クラブ桜庭 一樹新潮社 2007-06by G-Tools ミッション系のお嬢様学校、聖マリアナ学園。異形の者が集う読書クラブには、暗黒のクラブ誌がありました。代々の部員によって記録された、学園の正史に残ることのない珍事件の数々とは…。 装丁と内容と文体がぴたりと合って、乙女の秘めた胸のうちと、その不完全さが示す可能性が凝縮され、小さな世界が出来上がっています。 また、クラブ誌を通して描かれるのは、学園の百年にわたる年代記でもあります。五つの事件の..

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『さよなら妖精』米澤穂信

2007/10/0911:15
さよなら妖精 (創元推理文庫)米澤 穂信東京創元社 2006-06-10by G-Tools 地方の高校生たちと、外国からやってきた同世代の少女の出会いと別れを描いた青春ミステリーです。 あえて内容には触れないけれど、語り手の守屋くんは、極めて異質な他者と出会うことで、身近な人や自分をとりまく物事の、そして己のいろんな側面に気づきます。これがねー、痛くて青くて背中がむずむずしました。 「自分探し」の病にかかりかけた守屋くんを生暖かく見守りながら読んでいたわけですが..

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『クドリャフカの順番 「十文字」事件』米澤穂信

2007/04/2011:36
クドリャフカの順番―「十文字」事件米澤 穂信角川書店 2005-07by G-Tools お? これはシリーズものだったんですね。面白かったです。古典部シリーズの他の二冊、『氷菓』と『愚者のエンドロール』もそのうち読みます。 特に必要性のないことはやらない、という省エネをモットーとする折木奉太郎、古典部部長の千反田える、福部里志、伊原摩耶花。 神山高校の文化祭が始まりますが、彼ら古典部の面々は手違いで作りすぎた文集の山を前に頭を抱えます。 一方校内では、ガラクタ..

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『雨にもまけず粗茶一服』松村栄子

2006/06/2810:51
雨にもまけず粗茶一服松村 栄子マガジンハウス 2004-07-15by G-Tools おー、面白かったです。 主人公は東京にある武道茶道家元の跡継ぎ、友衛遊馬(あすま)十八歳。親の言うままに京都の大学に入り家を継ぐなんてやってられん、俺は自由に生きるんだ、とばかりに家を飛び出します。そのとき由緒ある茶杓を持ち出し、騒動の元になるのです。 遊馬はちょっとした理由があって京都が嫌いなんですけど、成り行きで京都で暮らすことになります。家を出たのも結構成り行きで、場当たりな..

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