『ねむりねずみ』近藤史恵

2006/10/1512:16
ねむりねずみ (創元推理文庫)近藤 史恵東京創元社 2000-11by G-Tools 『二人道成寺』に続いて歌舞伎シリーズです。というかこちらが先ですね。ここから瀬川小菊と今泉文吾のコンビが始まります。 言葉を忘れていく症状に苦しむ女形役者・中村銀弥とその妻・一子。二ヶ月前に劇場内で起きた殺人事件。この二つの話に歌舞伎の演目が重なっていきます。 でねー、謎解きがこじつけめいているのが苦しかったですよ。あとはこのシリーズにもれなく登場する「お嬢様」に、読む人が我慢..

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『二人道成寺』近藤史恵

2006/10/0511:55
二人道成寺 (本格ミステリ・マスターズ)近藤 史恵文藝春秋 2004-03-24by G-Tools 探偵の今泉文吾が登場する歌舞伎シリーズの一冊。 女形役者である岩井芙蓉の妻・美咲は、三ヶ月前の自宅の火事による火傷と一酸化炭素中毒で、いまも昏睡状態です。火事の原因は不明。文吾は役者の中村国蔵から「火事には不審なところがある」と調査を依頼されます。しかし国蔵は、梨園では芙蓉と犬猿の仲と噂される人物でした。二人の役者の確執の裏には何があるのか? という話です。 物語..

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『散りしかたみに』近藤史恵

2005/12/2111:47
散りしかたみに (角川文庫)近藤 史恵角川書店 2001-08by G-Tools 歌舞伎座での「本朝廿四孝」公演中、決まった場面で一枚の花びらが必ず舞う。出演している瀬川菊花は、弟子の小菊に今泉を連れてくるよう指示。誰が降らせる花なのかを探るうち、梨園で繰り広げられる恋と隠された事実が明らかになっていく。 探偵の今泉文吾と女形の瀬川小菊が登場するシリーズの一冊。後に出た『桜姫』を先に読んでいるのですが、演目と登場人物を織り合わせるような型は一緒です。結局この悲劇は..

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『桜姫』近藤史恵

2005/12/0512:03
桜姫 (文芸シリーズ)近藤 史恵角川書店 2002-01by G-Tools 歌舞伎役者の娘である笙子は、若手勉強会の舞台「桜姫東文章」に招待され、桜姫を演じた銀京と出会う。銀京は幼くして死んだ笙子の兄の音也とは友人で、その死に疑問をもっているという。実は笙子自身も疑いを持っていた。妾腹で兄の死後引き取られたはずの自分が、兄の首を締める夢を何度も見るのだ。自分が兄を殺したのではないか…。 どうやら探偵の今泉文吾と、歌舞伎の養成所出身の役者・瀬川小菊が登場するシリーズ..

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