『渡りの足跡』梨木香歩

2010/06/1211:23
渡りの足跡作者: 梨木 香歩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/04メディア: 単行本 北海道は屈斜路湖の風景を上空から見下ろし、女満別空港に降り立つところからエッセイが始まります。 知床やカムチャツカなどの渡り鳥の飛来地を巡り、今いる場所を離れて彼方へと渡る鳥たち、そして人間たちに思いを馳せます。 私はこの本に図説はいらない派。確かに渡りのルートを示した図や鳥の写真があれば一発です。でもでも肝心なのは想像することではないかしら。知りたければ地図を..

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『シュリーマン旅行記 清国・日本』ハインリッヒ・シュリーマン

2009/09/0111:21
シュリーマン旅行記清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))作者: H.シュリーマン出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/04メディア: 文庫 トロイア遺跡を発掘する(『古代への情熱』シュリーマン)数年前、シュリーマンは世界をめぐり日本にも立ち寄っています。本書は1865年に清の時代の中国と幕末の日本を訪れた時の旅行記です。 中国では気分を害することが多かったのか、物言いが厳しいです。そのへんを割り引いて読んでも、北京で塔の上から眺めた宮殿は、手入れ..

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チャペックの旅行記からチェコスロヴァキアとスペインを

2009/08/2610:23
チェコスロヴァキアめぐり―カレル・チャペック旅行記コレクション (ちくま文庫)作者: カレル チャペック出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/02メディア: 文庫 カレル・チャペックの生まれた地であるチェコのマレー・スヴァトニョヴィツェ周辺の様子、プラハの都市事情、スロヴァキアの風景を描きます。 北欧やスペインと違い、チェコスロヴァキアとなると、私の中にその地に関する教養も情報の蓄積も少ないことを実感します。彼の故郷の話に出てくるカタカナの名詞には、..

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『イザベラ・バードの日本紀行』イザベラ・バード

2009/08/1412:20
1878年(明治11年)の日本を旅したイギリス人女性による旅行記です。 平凡社から出ている『日本奥地紀行』は、東北と北海道の旅を収録した普及版の翻訳。 講談社の『イザベラ・バードの日本紀行』は原典初版本の翻訳で、関西の旅も収録されています。 東北と北海道の旅は、従者と通訳を兼ねる伊藤と二人で東京から日光を経て新潟へ、東北の山間部を通過しながら青森、北海道へと渡ります。 蚊と蚤に悩み、山間部の農民の貧しく不潔な姿に驚き、木々が茂る山々の景色に感激するわけですが、..

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『千島紀行』ステン・ベルクマン

2009/08/0110:42
千島紀行 (朝日文庫)作者: ステン ベルクマン出版社/メーカー: 朝日新聞発売日: 1992/08メディア: 文庫 スウェーデンの動物学者で探検家のステン・ベルクマンによる、千島列島の探検記です。 1929~1930年にかけての一冬二夏を、根室半島からカムチャツカ半島の間にちらばる島々で過ごします。 千島列島は北方領土も含めて、日本とロシアの間で領有権問題がありますが、実際はどんなところなのか知らなかったりします。 岩の多い岸辺に火山がそそり立つ火山..

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『北欧の旅 カレル・チャペック旅行記コレクション』

2009/04/2010:39
北欧の旅―カレル・チャペック旅行記コレクション (ちくま文庫)Karel Capek 飯島 周 筑摩書房 2009-01-07by G-Tools 1936年の夏。カレル・チャペックは妻のオルガとその兄とともに、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの北欧の3カ国を巡る旅をします。 豊かな緑の大地に牝牛の群れが草を食むデンマーク。王宮と自転車乗りの街コペンハーゲンを後にして、花崗岩の国スウェーデンへ。水の都ストックホルム、古の王の墳墓があるガムラ・ウプサラを訪ね、お次..

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