『さよなら妖精』米澤穂信

4488451039さよなら妖精 (創元推理文庫)
米澤 穂信
東京創元社 2006-06-10

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地方の高校生たちと、外国からやってきた同世代の少女の出会いと別れを描いた青春ミステリーです。

あえて内容には触れないけれど、語り手の守屋くんは、極めて異質な他者と出会うことで、身近な人や自分をとりまく物事の、そして己のいろんな側面に気づきます。これがねー、痛くて青くて背中がむずむずしました。
「自分探し」の病にかかりかけた守屋くんを生暖かく見守りながら読んでいたわけですが、結末までたどり着くと、苦さ、かっこ悪さ、そこはかとない喪失感が加わって、この物語も登場人物たちも愛すべきものに変わっていたのでした。


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