![]() | 雪沼とその周辺 堀江 敏幸 新潮社 2003-11 by G-Tools |
普段生活していて目や耳にする事を、こんな風に小説にしてしまうなんて、物を書く人ってすごいですね。
山間の静かな町、雪沼を舞台にした連作短編集です。
ボウリング場や書道教室、中華料理屋を営む人びと、そしてサラリーマンなど、普通の人たちの日々とこだわり、それまでの人生を緩やかに細やかに描いています。
私たちが日常体験しているのだけれども、特に意識していない感覚を、形容詞や比喩を巧みに使って感じさせてくれるのです。
特別な仕掛けやめまぐるしい話の展開などなくても、読む事がとても楽しく思えました。
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