チャングムの誓い 第48話

第48話「チェ一族の崩壊」

サスペンスドラマの犯人について誰かが言ってました。「いやー、女は捕まらないね」って。そのとおりです。

ユンスのあとにチョンホとチャングムが入室。今までチョンホに匿われていたユンスは、硫黄アヒル事件の真相を話します。が、チェ女官長は「事件当時私は太平館にいた」と反論します。
そこにホンイが現れ、チェ女官長は試食の時は宮中にいて、自分は手紙を預かり試食部屋にいた前女官長に届けたと証言します。
次に前女官長付きの尚宮だった人物が現れ、そのときの手紙を提出。手紙にはホンイに試食をさせるよう書かれており、差出人の署名もある模様です。前女官長は罪を認め出家したとか。
旗色が悪いチェ女官長は、全ては自分を憎むチャングムの罠だと言う始末。身柄を拘束されると知るやチャングムに向かって「絶対に許さぬ、未来永劫許すものかー!!」と絶叫しました。

王は左賛成を尋問官にして取調べを命じます。パンスルも捕らえられる。しかし拘束されていたチェ女官長は逃亡。尚宮たちに手助けを求めますが、誰も応じてはくれませんでした。チェ女官長の居場所を知ったチャングムは自首をすすめます。頑なな女官長に「私はその握りしめた手を開いてさしあげたい」と言うのです。その手が掴んでいるのは華々しいものではなく、他人の血と涙だと。そして「自首しなければクミョンが全ての罪を背負うことになる」と訴えて立ち去ります。
チャングムは憎しみより悲しみのほうが大きくなっている感じです。

チェ女官長は宮中を出てミョンイの墓へ。…どこから出て行ったんだ。門は警備されていないのか。いや、それを考えてはいけないのだな、きっと。ユンス自害の件もつっこみ所満載だけど、あれはチョンホ様の素晴らしい機動力と解釈すべきなのだな、きっと。
墓に語りかけるチェ女官長。彼女はミョンイに対する後ろめたさが原点であり、常に心を占めていたようです。チェ女官長ってのは一般的な倫理観を踏み越えていて、勝てばそれが真になるという考えみたいです。ハン尚宮が死んだのは自分のせいだけど、それは戦いの勝敗だというわけです。ミョンイは私に恨みをぶつけることができなかったから、自分が許しを請うのは彼女だけなんだと。で、自首を決意するのですけど、それは自分と一族の許しを請うだけではなく、一族の火種を消さぬためでもあるのです。チェ女官長もチャングムと同じように、一族の女たちの重荷を背負っています。ミョンイやハン尚宮がチャングムに思いを託したように、チェ女官長も自分の、そして一族の思いをのちに繋いでいきたいのですね。そして勝つ!(笑)

何のこだわりもなくチェ・ソングム、パク・ミョンイ、ハン・ペギョンとして過ごせた子ども時代を回想しながら山をおりるチェ女官長。木に引っかかる紐(幻?)をとろうとして足を滑らせ、崖に宙吊りになります。そして昔の同じような思い出を辿ったのち、掴んだ枝から手を放したのでした。その瞬間の恍惚とした表情はとても印象的。前半の主役の大熱演もここで終了です。

ミョンイの墓がある山でのチェ女官長の死に、複雑な表情のチャングムとチョンホ様。クミョンは牢で悲しみ嘆きます。そんな中で処分が決定。
オ・ギョモとパク・プギョムは流刑。パンスルはムチ打ち20回の後、鉱山の奴婢となりますが、道中に亡くなります。ユンスとヨリは医者の資格を剥奪。クミョンも職を剥奪。
宮廷から去る日、クミョンはチャングムにミョンイの手紙を渡します。チェ尚宮に燃やせと言われたけれどできなかったとか。結局私は自ら何も貫くことができなかったと自分語りをするクミョン。チェ尚宮とチャングムを見つめていながら、迷いの中に生きたわけですけど、まあ、あの二人のほうが特異体質だと思います。
チョンホ様もクミョンに言葉をかけます。
「申し訳ない」←これ言われても困りますね。
「また生まれ変わっても、その言葉だけは聞きたくありません」
クミョンはそう答えて去ったのでした。

中宗はチャングムに褒美を与え、さらに願いを聞き届けます。三つも願いを聞く中宗は太っ腹。
1. 無実であったハン尚宮の身分を回復
2. 母・ミョンイの身分を回復
3. スラッカンの最高尚宮になって、やりたいことがある

チャングムは次の人事が決まるまでのつなぎとして最高尚宮に就任し、スラッカンの最高尚宮だけに受け継がれる秘伝の書に、遺言どおり母の無念を記したのでした。
母にひと目会いたい、と甘酢が埋められた場所で号泣するチャングムです。そしてチョンホ様に胸のうちを語ります。父の死に責任を感じ、親を恋しいと思う気持ちと罪悪感で苦しかった。全てを投げ出したくなった。チョンホ様が私をさらって逃げたいと言ったけれども、それを望んでいたのは自分のほうだと。
チャングムも根っこにあったのは、憎しみより後ろめたさだったのだなあ。

医女に戻ったチャングムは中宗に礼を述べます。そこで中宗が思い出す。即位前、王宮の外に住んでいた自分のもとに幼い子が酒を配達に来た。その子は尚宮に向かって女官になりたいと言った。それはチャングムではないか?
答えはイエース。嬉しそうな中宗とチャングム…というわけで次回です。


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