『RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧』荻原規子


RDG2  レッドデータガール  はじめてのお化粧 (カドカワ銀のさじシリーズ)

RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧 (カドカワ銀のさじシリーズ)

  • 作者: 荻原 規子
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2009/05/29
  • メディア: 単行本



『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』の続編です。
私は児童書のタグをつけてますが、カドカワ銀のさじシリーズは「子どもから大人まで楽しめるファンタジー」というコンセプトのようです。

今回はおもいきり学園物。高校生になる泉水子は紀伊を出て東京の鳳城学園に入学します。学園には有能な学生がひしめいていて、相変わらずまごまごする泉水子であります。
学園の謎あり、山伏や陰陽師といった日本古来から続く存在あり、超人のようでいても普通の高校生が抱えるような心の揺れありで楽しかったです。

さくっと読めるわりに、背後の世界観に広がりがあります。
古来からある神秘的な力。それらをめぐる暗闘。山や木々が発する清浄な気みたいなものを、泉水子を通して感じること。
過去の存在に思いを馳せたり、身体感覚を呼び覚ますところが私は好きなんですよね。

続きが読みたいと思わせる荻原規子の力はたいしたもんです。


ここから脱線。
イザベラ・バードは伊勢神宮を訪れたとき、「からっぽでおそろしい」というような感想をもらしています。
大雑把にいえば、神道にはキリスト教や仏教のような教義は無いので、そう感じるのもわからないでもないです。からっぽだから政治の具になるというのも当たっています。まあでも、他の宗教だって政治の具になったり、逆に政治が宗教の具になったりしてるんじゃないかと思うのですが。


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック