『古代への情熱』シュリーマン


古代への情熱―シュリーマン自伝 (岩波文庫)

古代への情熱―シュリーマン自伝 (岩波文庫)

  • 作者: ハインリヒ シュリーマン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1976/01
  • メディア: 文庫



娘の名前はアンドロマケー、息子の名前はアガメムノン……! 

トロイア遺跡を発掘したシュリーマンの自伝です。
ドイツに生まれたシュリーマンは働きながら苦学し、商社を設立して成功します。やがて彼は私財を投じてトロイアやミケーネを発掘調査し、さまざまな発見をするのでありました。

幼少の頃の夢を実現するという話は創作であるとか、業績に対しても批判のあるシュリーマン。それを織り込み済みで読んでもおもしろい本でした。
業績を連ねてある部分より、シュリーマンの日常や人柄がわかる記述のほうが可笑しくって惹きつけられます。
なにごとも情熱の傾け方がはんぱではなく、語学の方法も「すげー」の一言です。文法上の規則に時間を費やすより、音読と範例の暗唱だ! という強引な主張にしびれます。
夢とかロマンが強調されますが、猛勉強して何ヶ国語も身につけ、商売で財産をつくり、現地で掘りまくる、とても実際的な人だと思います。
テンションが高くて、思い込みが強くて、山っ気があるのが後世に名を残す秘訣かもしれません。あと実行力もね。

この記事へのコメント

  • ひろねこ

    こんばんは。
    naoさんに影響されて、私もこの本を読みました。
    シュリーマンは業績もすごいけれど、もっとすごいのは彼のキャラクターですよね。私も彼のパワーにやられました(笑)。
    日本を訪れた旅行記の方も読んでみます。
    2010年02月07日 00:25
  • nao

    名を残す人はやはり凡人とは違うな、特異なキャラだなシュリーマン、と思いました。
    旅行記のほうもぜひぜひ。
    米公使館はピリピリしているけれど、庶民はのん気な江戸の様子もうかがえて面白いです。

    2010年02月07日 09:57
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