『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』荻原規子

4048738496RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
荻原 規子
角川グループパブリッシング 2008-07-04

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修験道を題材にした、現代が舞台のファンタジーです。

正直、中盤まではどうなることかと思いました。
熊野古道に接する玉倉神社に育った鈴原泉水子(すずはらいずみこ)は、長いお下げ髪にメガネをかけた、引っ込み思案な中学三年生。
この主人公の内気ぶりがはんぱじゃないです。怖い、できないと思ったら人任せの、あまりの幼稚さにイライラ必至です。仕事で不在の両親は、母親は警視庁公安部に勤め、コンピュータプログラマーの父は大手に引き抜かれてシリコンバレーで働き、父の友人・相楽はやたらと有能で男前、相楽の息子の深行(みゆき)は泉水子と同じ中三で、秀才でスポーツ万能でもちろん男前。
主人公の周囲にいる人間がみな超人で、違う意味でファンタジーな設定がちょっとキツイなあ、と思っていました。

でも後半、話がぐんぐん動き始めると、極端な設定も納得がいくし、昔の日本の信仰と現代がうまく絡み合っていて、物語のさらなる広がりが期待できました。
要するに面白かったんですよう。


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