2009年11月15日

ドラマになるのか蒼穹の昴

ただいま読書は停滞中。トルストイ『戦争と平和』を亀の歩みで読んでいます。ふりーめいそんに入るぴええるに苦笑。これが日本の昔話だと、きつねに騙されて気がついたらおかしな格好で原っぱに取り残されていた村人的展開になりますね。

ところで『蒼穹の昴』がドラマになるのを今ごろ知りました。
清朝末期を描く「蒼穹の昴」が登場!(NHKオンライン)

中国でも放映されるようです。
↓中国のサイトなので字が読めませんが画像がいっぱい。
http://ent.sina.com.cn/f/v/cqzm/index.shtml

西太后は田中裕子。「阿信」てNHK朝ドラのおしんですね。おしんの威力は侮れません。
あっ、うちのテレビだとNHK総合でしか見られないです…。

蒼穹の昴〈上〉

蒼穹の昴〈上〉

  • 作者: 浅田 次郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1996/04
  • メディア: 単行本



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2009年11月03日

『鏡の影』佐藤亜紀


鏡の影 (講談社文庫)

鏡の影 (講談社文庫)

  • 作者: 佐藤 亜紀
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/09/15
  • メディア: 文庫



全世界を変えるには、ある一点を変えれば十分な筈だ。
そんな考えの虜になったヨハネスは旅に出ます。

ひとつの考えに取り付かれたヨハネスが、メフィストフェレスならぬシュピーゲルグランツと名乗る美少年をお供に、真理を求めて彷徨する珍道中…ですよね、これ。
そんなふうに楽しんで読みました。
ヨハネスが大まじめにパズルめいた謎解きに熱中する姿や、恋するグァネリウスの切実さは滑稽なんだけれど、胸がきゅんきゅんしますよ。

読んでいてダ・ヴィンチの「受胎告知」とか「白テンを抱く婦人像」のような絵画が頭に浮かんできます。その延長なのでしょうか。読後の印象も場面場面が絵画になって思い出されるのが私としては面白いです。
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2009年10月31日

Twitterはじめます

どうやら風邪をひいて調子がでなかったようです。
フツーの風邪なんですけどね。喉と鼻が苦しくて、首から上を取り替えたい…。
ぼんやりした頭に活をいれるためには新しいことを、というわけでTwitterに登録してみました。
まごまごしておりますが、よろしくどうぞ。

ここです↓
http://twitter.com/_hinemosu_
タグ:ブログ
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2009年10月23日

『人魚とビスケット』J・M・スコット


人魚とビスケット (創元推理文庫)

人魚とビスケット (創元推理文庫)

  • 作者: J.M. スコット
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 文庫



人魚へ。とうとう帰り着いた。連絡を待つ。ビスケットより。

ビスケットから人魚への呼びかけ、それに応答する第三の人物ブルドッグ。
新聞の個人広告欄で始まった奇妙なやりとりには、過去の漂流事件の謎が秘められていた…。

ロマンチックな想像がふくらむタイトルと、導入部の個人広告は並外れた吸引力があります。

小さなゴムボートで海上を漂流する男女の物語は、飢えと渇きの肉体的な苦しみに加えて、極限状態に置かれて生き延びるために協力したり、牽制したり、閉じた人間関係の緊張とそれがはらむ狂気が念入りに描かれています。
現代のサスペンスのようなどぎつさがなくて、おとなしく感じるかもしれません。でも「人魚とビスケット」という言葉が喚起する、おとぎ話のようなイメージが漂流譚を包む雰囲気はけっこう好きです。
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2009年10月22日

一緒に旅をしたい

なんとなく気持ちのエンジンがかからない今日この頃。
本は読んでるんですけどねー。
ジャネット・ウィンターソン『永遠を背負う男』の宇宙犬ライカにちょっと萌えたりしていました。

先日たまたまテレビをつけたら水戸黄門をやっていて、里見浩太朗が演じるご老公の強さにしびれました。いつからこんなに黄門様が立ち回りを? 助さん格さんを抑えて実は黄門様が最強なのでは、あの杖は実は仕込み杖なのでは、などと妄想があふれます。
強いし、一緒にご飯を食べても楽しそうだし、歴代ではいちばん一緒に旅をしたい黄門様かもしれません。
だからどうした。
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2009年10月12日

保坂和志で頭をもみほぐす

こうやって本のメモを残しておくと、あとで思い出せていいのですが、書くための読書みたいになっていると感じるときもあります。

そんな硬直した頭をもみほぐそうと、保坂和志の『小説の自由』を読んだら余計に頭がもやもやしました。
でもこれは燃料が投下されたもやもやで、思考を続けるもやもやです。
簡単にわかった気分になったり、難癖つけるのではなく、好きで読んでいるのだから、その小説世界に近づきたいし、今いる場所からどこかへ連れていかれたいと思います。
そのための方法や気づきが、うねうねした文章から時おり立ち上がってきます。

いま『小説の誕生』を読み始めたんですけど、なんか引用が長くないですか? まあいいや。
『小説、世界の奏でる音楽』まで続けて読めるかな…。


小説の自由

小説の自由

  • 作者: 保坂 和志
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/06/29
  • メディア: 単行本



小説の誕生

小説の誕生

  • 作者: 保坂 和志
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/09/28
  • メディア: 単行本



小説、世界の奏でる音楽

小説、世界の奏でる音楽

  • 作者: 保坂 和志
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/09
  • メディア: 単行本



タグ:批評
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2009年10月02日

『大奥 第五巻』よしながふみ


大奥 第5巻 (ジェッツコミックス)

大奥 第5巻 (ジェッツコミックス)

  • 作者: よしなが ふみ
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2009/09/29
  • メディア: コミック



綱吉編です。
第四巻で、物憂げな魅力で周囲を惑わす綱吉にわくわくした私でありますが、いい意味で裏切られます。第五巻で見せる、ひとりの生身の人間の顔に泣きたくなりました。
表向きの雰囲気は、世の中が平和になって、元禄文化がはなひらいて、大奥でもギラギラした欲望が交錯して…だけれど、綱吉に限らず玉栄も右衛門佐も皆すこしずつ哀しいのだなあと。
柄on柄という伝兵衛のすごい衣装にすら哀しみをおぼえます。いや、お伝はいいやつです。
読んでいてほんとうに悲しくなってしまっただけに、お信との対面は清々しかったです。綱吉の笑い声も切なさも痛いほどわかります。
posted by nao at 11:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 本_2009年 | 更新情報をチェックする